保護から家族へ。シロとチョビ、保護うさぎがくれた幸せな時間 —

小さな出会いが、思いがけない大切な家族を連れてきてくれることがあります。最初は「ちょっとお世話をするだけ」のつもりだったのに──
気づけば、その存在は暮らしの真ん中にいて、毎日に笑顔やぬくもりを運んでくれました。そんな日々は、保護をしたありさんにとってかけがえのない思い出となり、今の時間へとつながっています。

今回ご紹介するのは、保護されてありさんのお家にやってきたシロとチョビ。ふたりは「シロチョビ」と呼ばれるほど仲良しのミニウサギです。
シロは天真爛漫でマイペース。撫でられるのが好きで、狭い場所に入り込むのも得意でした。

チョビはちょっぴりシャイ。でもシロのことが大好きで、いつも追いかけて過ごす姿はまるで“専属のファン”。人に撫でられるのは苦手でも、物置部屋やリビングのテーブル下など、自分のお気に入りの場所では安心してくつろぎます。

仲良しのふたりですが、フルーツの取り合いでは小さな小競り合いも。チョビがマウンティングを仕掛けても、なぜか毎回シロに逆転されてしまう──そんなユーモラスな日常もありました。
リンゴやパイナップル、イチゴの葉っぱが大好物。「ハウス」すればご褒美がもらえるとわかっているかのように、期待の眼差しを向けてくる姿も愛らしいものです。

昨年、シロは8歳でお月様組へと旅立ちました。振り返れば5歳で子宮の病気を患い、手術を経験。その影響が腎臓に残ったのかもしれないと、ありさんは言います。もし若いうちに避妊手術をしていれば…という悔いも残りました。
そして、シロを失った直後、今度はチョビに病気が見つかりました。エンセファリトゾーン症、さらに子宮腫瘍が判明。高齢での手術はリスクが大きかったものの、「生きてほしい」という一心でありさんは決断しました。

無事に乗り越えてくれたものの、病理検査の結果は悪性。定期的に検査を受けながら、穏やかな日々を過ごしています。
「どうかこのまま転移なく、ゆっくりと年を重ねられますように」──そんな祈りと共に、毎日は積み重なっています。

シロと過ごしたあたたかな記憶、そして今も隣にいてくれるチョビの姿。ふたりは、ありさんにとって“かけがえのない存在”であり続けています。これからも寄り添いながら、穏やかな時間を大切に紡いでいくことでしょう。
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ハウスはご褒美の合図





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