神使はうさぎさんだけじゃない。恩智神社で出会う、神兎と神龍、そしてもう一匹の神使
「兎と龍」ふつうなら、なかなか同じ景色のなかでは結びつかない存在です。けれど大阪・八尾の恩智神社では、その少し不思議な組み合わせが、驚くほど自然に、やさしく並んでいます。

無病息災を願う神兎、良運・昇運を招く神龍。うさぎ好きさんならきっと心をくすぐられる、恩智神社の祈りの景色をご紹介します。なんとも不思議な組み合わせを神の使いとして祀っているのは大阪府八尾市にある恩智神社。

神社へは、鳥居をくぐってから少し細めの上り坂を進みます。

車の往来に気をつけながら歩いていくと、神社の入口に到着。ここから境内へと続く長い石段が始まります。

なかなかの登りごたえ。でも、「この先にうさぎさんが待っている」と思うと…頑張れますよね。

石段を上った先、まず目に入るのが取水舎です。そこにいたのは龍をはさんで並ぶ二兎がお出迎え。
「兎と龍」言葉にするとやっぱり不思議な取り合わせです。実際に目にするとどこかしっくりくるのがおもしろいところ。凛々しさのなかにちゃんとかわいさがあって、うさぎ好きとしては思わず見入ってしまいます。
🐇神兎と神龍が両脇を固める拝殿

正面に見えてくるのは拝殿。御祈祷などが行われるこの場所の両脇には恩智神社らしい存在がしっかりと鎮座しています。

ひとつは、無病息災を祈る「神兎」。もうひとつは、良運と昇運を祈る「神龍」です。
神兎は、その名の通り“なでうさぎ”。やさしく撫でながら、自分自身や大切な人の健やかさを願える存在です。うさぎのやわらかなイメージと、祈りの気持ちが自然につながっていて、前に立つとなんだか心までほぐれていくようでした。

拝殿の両サイドには、兎と龍が描かれた迫力ある壁画も。うさぎは軽やかに、龍は力強く。それぞれの魅力がしっかり感じられるのに、同じ空間にあることで不思議と調和して見えます。「かわいい」と「かっこいい」が一緒に楽しめるのも、恩智神社ならではの魅力かもしれません。

恩智神社といえば「兎と龍」の印象が強いのですが、実はそれだけではありません。2025年に参拝すると、その間に「巳」の姿も。
兎・龍・巳のなんとも不思議な組み合わせ。どの子たちもかわいいお顔をしていて癒されます。
思わず笑ってしまう巳さんの登場でしたが、そんな巳神もまた、龍とともに財運・昇運の神様として大切に祀られています。
🐇オスメスの神緑兎と神龍・巳神

拝殿の裏手へ回ると、本殿があります。ここでは御祭神が祀られていて、その中央にオスとメスの神緑兎(しんりょくと)、さらに巳神、そして上を見上げると神龍の姿も見られます。
こちらも拝殿と同じく、2025年の巳年に「巳」が両壁に登場し、神龍の首元にスルっと登場。
巳さんの登場の仕方に笑いがこらえられませんでした(巳さん、ごめんなさい)でも、兎と龍、そして巳が自然にひとつの景色のなかに溶け込んで仲良くしている姿をを見るだけでもほっこりした幸せな気持ちになります。恩智神社ならではの見どころですね。
🐇お守り・御朱印

授与品もまた、うさぎ好きにはたまらないポイント。兎、龍、巳のおみくじやお守りがたくさん揃えられており、全部ほしくなってしまうほどのかわいらしさ。


御朱印も種類が豊富で、「雨の日」や「卯の日、辰の日、巳の日」など、その日ならではのものや、季節・神事にあわせた特別なものもあるそう。恩地神社のInstagramでは、いろいろな御朱印が紹介されています。参拝のたびに違った出会いがあるのも、うれしいところです。
「兎・龍・巳」が仲良く並ぶ、ちょっと不思議で、でもどこかやさしい恩智神社。無病息災を願う神兎、良運・昇運を招く神龍、そして巳神が織りなす景色は、うさぎ好きにとっても印象深いものになるはずです。
石段をのぼった先で出会える、祈りとかわいさが同居する空間。気になった方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
🐇アクセス
住所:大阪府八尾市恩智中町5丁目10番地
🚃電車の場合
近鉄大阪線「恩智駅」から徒歩20分
🚙駐車場 あり
最新の情報は恩地神社公式サイトをご確認ください。
<執筆:しのぶ、編集:れじちょ>


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